前の記事よりの続きとなります
このブログをやろうと思ったとき、「装備解説とかはめんどくせーしやりたくねえなあ」とか思ってたけど、こればっかしは誰も書いてないっぽいので記事にします。
・パラシュートについて
↑左はMC1-1B、右はT-10パラシュート。パラシュートパックがナイロンでできているのも改良点の一つ
たまたま手元にきたパラシュートは「MC1-1B」型のキャノピーがパッキングされているものでした。
60年代からの米軍で使用されていたT-10パラシュートの血を引く、70年代に登場した改良型というイメージであってるかと思います。因みにMCは「Maneuverable Canopy」の略です。
T-10パラシュートと比べて
・ライザーにトグルでコントロールラインが追加され、降下時の方向転換が可能となった。(降下地点が狭い場合に有利らしい)
・キャノピー自体の素材がより強化された
とかなんとかあるみたいです(適当)
また、パラシュートハーネスも改良され、かつての「胸の金具を叩いてクイックリリースする」方法から三点式のクイックリリースフックに改良されたものになりました。
↑胸の金具をぶっ叩いてハーネスを解除してるところのイメージ図(BoB4話より)
T-10というか、スタティックラインを用いるパラシュートとかについての説明はいくらでも他のブログや本で紹介されてるはずなので、そっち読んでください。
・戦闘降下装備について
1. Reserve parachute(予備傘)
上記で紹介したメインシュートのハーネスにReserve parachute(予備傘・写真のものは借り物)を取り付けます。
借りたものは60年代製造品なのでパックトレイがコットン素材になっており、60年代中頃からナイロン素材のものも登場しており、80年代では基本的にナイロン素材のものを使用
しているように見えます。
2.M1950 Weapon Case
便宜上ここでは「武器ケース」と呼称しますが、本来は「M1950 Weapon Case」が正しい名前です。
このケースは基本的なM16ライフル、分隊支援火器(M249のこと)や60ミリ迫撃砲などを格納できるようになっています。
写真のものは60年代製造品となっており、80年代製造品では黄色いロープみたいなのが追加されており後述のロワリングラインへ通しタンデムロードをするためのものだと思います...(※手に入れたら追記します)
大抵ネットショップで上がってるものはハーネスへ取り付ける金具が欠品しておりそれ単体では使えないことがほとんどです。
外側のポケットの意味は本来旧型のロアリングラインをしまうところでしたが、新型のものが登場してからは不要なポケットとなってしまっています。
また、降下後すぐに敵と交戦が予想されるような「ホットなDZ」へ降下する場合には、ケースを用いずに降下する場合もあるようです。
しかしながら、そうした場合には「空挺歩兵が着地の瞬間にケガを負う場合がある」「携帯火器が衝撃で破損、不発の恐れがある」と教本には警告には載っています。
(※本来はマガジンを装填した上でテーピングを施します)
その次へ続く(気が向いたら)
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